新年おめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2023年はどのような年になるかしら・・・
振り返りもじっくりせぬまま、あっという間に新年を迎えました。少しずつ日が長くなっているのが嬉しいです。
さて、コロナとの生活も4年目になります。ウクライナでの戦争もまだ終わっていません。
世界は決して穏やかではありませんが、年末年始くらいはあたたかい気持ちで過ごせる人が多いといいですよね。
我が家は、年末から遠方に暮らす家族が帰省し、ドタバタと三が日を過ごしました。食べてばかりで、きのう何を食べたかも思い出せません。今ようやくパソコンに向かって振り返りとこの先のことを考えています。
個人的には、ここ数年、転職したり大学院に進学したりと、環境がずいぶんと変わりました。
大学院の授業を優先させ、現在は比較的余白のある生活を送っています。
最初はその余白をどうしていいものかわからなかったのですが、しばらくすると、
これまで忙しいことを言い訳に、ないがしろにしてきたあれこれに気が付くようになりました。
部屋に例えるならば、片付いていない状態に慣れきってしまい、整理整頓が進まない・必要性を感じない、
といった具合です。
そんな中、大学院進学を選んだのは良かったと思っています。
うやむやにしていた事が、ひとつひとつクリアになっていくような感覚があります。
大学院に行かなくたって、社会の中で実践的に学べることはたーっくさん、山ほどあるのも本当です。
けれど、膨大な蓄積のある学問に触れてみると、
そこには考えもしなかったような視点や観点があって、とても新鮮です。
私は子どもの頃から、知らないことを見聞きすることで自分の価値観が更新される感覚に喜びを感じるタイプでした。
取材現場でも、似たような感覚は得られます。両者の違いといえば、取材は目的意識を持って自ら相手に飛び込んでいくのに対し、学問はあちらから自分の中に入ってくることでしょうか。俗にいう「自力」と「他力」の違いみたいなものかな、と思うのです。久々の学問は、若い頃の勉強よりずっと手応えがあっておもしろい!
もうひとつ、仕事での醍醐味を挙げるならば、取材の現場で出会った人たちが生き生きとした表情を見せてくれる瞬間です。そういう表情を引き出す、というのはおこがましい気もするのですが、インタヴューに楽しそうに答えてくれたり、
リラックスして参加してくれたりする様子を見るのがとても好きです。
お互いに良い時間が共有できれば、その現場はいい現場となって、いい仕事ができます。
今年は大学院生2年目。
せっかく学び直しの機会に恵まれたのですから、この1年は、できるだけインプットに励みます。
いただいたお仕事には真摯に向き合い、
次のステップに向けて、しっかり充電することを2023年の抱負にしたいと思います。
皆さまにとっても、実りのある1年になりますように。